クチキムシ (朽木虫 :甲虫目クチキムシ科)

“ケヤキの皮むき”という冬場の虫探しの手法を教えてもらい、少しずつ試している。皮がウロコ状にむけそうになっているケヤキの樹皮を剥がして、その下で冬眠している小昆虫を探すのである。本格的な寒さになったらやるつもりで、樹皮表面の虫を撮影する練習をしている。
多磨霊園で“皮むき”をやってみたら、大きめの(1p)赤味のある黒色の甲虫がいた。冬眠していたわけではなく、すぐ動きだした。脚が赤っぽい。前翅には艶があり、金色の微毛が生えているようだ。これが、(ナミ)クチキムシ。よく似たオオクチキムシは1.5pぐらいあり、前翅はくすんだ感じだという。いずれもごく普通の種らしいが、わたしはこれまではこれらを見かけても、“分からない”としていた。

('10) 11月18日撮影 於府中市
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