カタクリハムシ (片栗葉虫 :甲虫目ハムシ科)

公園の奥まったところに林立する大木の下に、カンアオイやウバユリなどが生えている一角がある。下草の緑の葉の上に光線が差し込んでいて、独特の朱色を輝かせている美しい甲虫がいた。点刻が一面に打たれているので独特の風合いが出ているらしかった。黒褐色の触角も特徴がある。
わたしは初めて見る種だったが、その場にいた人からカタクリハムシであることを教えてもらった。6〜7mm。ネットで調べていたら、北海道病害虫防除所というところに「幼虫はユリ科植物の鱗茎に潜るとされている。寄主植物はカタクリ、オニユリ、ヤマユリなどのユリ類である」と説明があり、食用のユリ根を食害している写真が掲げてあった。

('11) 5月13日撮影 於小金井市
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