イシハラカメムシ　（石原亀虫　：カメムシ目カメムシ科）

珍しく遠出をして、いくつか面白そうな写真を撮った。このカメムシは杉、赤松、クルミなどの雑木林の中にいたのだが、チャバネアオカメムシみたいだな、と思いながらごくおざなりな気分で写した。白い星がくっきりしていることと縁の緑がきれいだったことが印象に残っている。１cmほど。 帰宅して調べたが、一向に種名が分かってこない。おかしなことだと思いながら友人の“カメムシ屋”さんに問い合わせたら、すぐメールが戻ってきて「これは珍品だよ」と言われた。ピンボケ写真なのだが、珍品に免じて出させてもらう。 石原保（愛媛大名誉教授 1918〜93）の名前を記念している。四国の昆虫の研究の第一人者だった方。ネット上に略歴と追悼（宮武睦夫）が公開されている。よい追悼文だと思った。

（'11） ９月２７日撮影　於河口湖
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