木の杭の上にいるカシワクチブトゾウムシ(この種の不確かさは前のカシワクチブトゾウムシの時と同じ)。年輪の巾と比べて欲しいが体長は5mm弱。この時期、背中に泥を擦りつけたように載せているのが多いが、地中から出てきたばかりなのだろうと想像している。浅間山公園はコナラやクヌギの雑木林だが、いまの時期、この小さなゾウムシがいくらでもいる。 「日本農害虫大辞典」というのには、「成虫はカシワ、クヌギ、コナラ、ハンノキ、サクラ、ツバキ等の広葉樹の葉を食害、幼虫は地下部でで広葉樹の根を食べて成長する。発生は年1回で、越冬成虫が4〜6月、新成虫は7〜10月に見られる。成虫は新葉を好んで食害する」とある。これによれば、地下から出てきた越冬成虫を写したことになる。 |