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第一巻 24
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貸本屋

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大きな風呂敷に本を包んで背負う。お得意さんを定期的に回った。絵巻「熈代勝覧」に少なくとも二人登場している。

江戸時代の日本人の識字率が高く、読書好きだったことの証でもある。活字印刷によって字体が標準化される前であり、書き手のクセがある木版刷りを江戸庶民が読んで楽しんでいたことを思うと、晴風の崩し字に四苦八苦しているのが恥ずかしい。

E・S モース『日本その日その日』の1877年(明10年)のところに、江戸時代と同じ様子の貸本屋の記述があったので、抜き出す。モースのスケッチもある(ここ)。

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