「螺緒」は修験者が腰にまとう一種のザイルで、長さには三種あって、新客は十六尺、度衆は二十一尺、先達は三十七尺のものをつける。色は赤である。螺緒は秘伝では修行者の臍の緒を意味するという。(宮家準『山伏』評論社1973 p146)