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第一巻 44
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こむそう

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【虚無僧】
虚無僧は「僧」と称していながら剃髪しない半僧半俗の存在である。尺八を吹き喜捨を請いながら諸国を行脚修行した有髪の僧、多く小袖に袈裟を掛け、深編笠をかぶり刀を帯した。はじめは普通の編笠をかぶり、白衣を着ていたが、江戸時代には徳川幕府による規制があった。

禅宗の一派である普化宗の僧。古くは、「こもそう(薦僧)」といい、もと坐臥用のこもを腰に巻いていたところから。罪を犯した武士が普化宗の僧となれば、刑をまぬがれ保護されたので、江戸時代中期以降には、遊蕩無頼の徒が虚無僧姿になって横行するようになり、幕府は虚無僧を規制するようになった。明治四年(1871年)、明治政府は普化宗を廃止する太政官布告を出した。(ウィキペディアより

図は、普通の網笠に下駄を履いている。左手に扇子。腰の赤い袋は尺八が入っているようだ。白い袴をはいているように見える。

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