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第一巻 66
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市物賣
 せんさいうり

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【せんざいもの 前菜物、前裁物】。まぎらわしいがオードブルの場合は「ぜんさい 前菜」。

『守貞漫稿』巻六生業に「菜蔬売」があり
江戸にては瓜茄等一種を専ら持巡る者を、前裁売と云。
としている。更に細かい説明がある。八百屋は品数をそろえるが、前裁売は瓜茄子程度だ、など。

これの原画は、古閑『人物草画』の市物売

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