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第三巻 52
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手駕

芝の初音屋又
伝馬町赤岩等
有名の駕屋なり
遊里へ通ふもの
手駕に乗るを
ほまれとす

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はじめわたしは「遊」の草書体が読めなかった。「方」から書き出して「しんにゅう」は短い下線のみとなっている(わたしが知らなかっただけで、草書体を学んだ人には常識に類することです)。巻三-28手遊売の「遊」も同じ書き方。

崋山「一掃百態」に原画らしいのがあったので、引いておく。これです。

【四つ手駕籠 よつでかご】
4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠。江戸時代、庶民用の簡素な駕篭(大辞泉)。

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