画像をクリックすると、拡大する。

第六巻 35
 【前へ : 目次 : 次へ

さかさま踊り

明治廿四五年頃 十才位ひ
小児逆さに立尻に面を冠り
両足に鈴幣などを持踊るさま
手を以て踊るに異ならず其技
藝一驚せざる者なきほとの 巧妙
なり就中獅子舞かつほれか如き
最も勝れて見へたり

◆-◆

「かつほれ」は「カッポレ」

投げ銭を期待する路傍の乞喰父子であろうが、それにしても、晴風は口を極めて誉めている。

◆-◆
 【前へ : 目次 : 次へ
inserted by FC2 system