画像をクリックすると、拡大する。

第六巻 48
 【前へ : 目次 : 次へ

器械の亀の子
   かんさし賣

自然と手足の動く亀の子のかんさしに
びいどろ製の金銀の玉の付たるかんさしを
面白く賣者 明治二十年の頃より流行す

足も壮健たつしや手も壮健
器械の亀の子
寄り取て/\
金玉銀玉より取つて
どれてもこれても壱銭よ/\

◆-◆

「寄り取て」は[選りとりて]。

可動部があるので、「器械」と言った。

◆-◆
 【前へ : 目次 : 次へ
inserted by FC2 system