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第六巻 84
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真田飴
又たすき飴といふ
飴は一流太白煉ねり
第一
ハ
御子供衆の腹薬
伸る
ハ
/\一町でも二町でも
唐までも届く天竺までも
届く云々
日々に襷をかけて
働けばいつか
身上も
伸る
飴賣
◆-◆
「太白煉ねり」は、「煉」と「ねり」が重なる。
餅米などデンプンと麦芽を原料とした水飴をもとにして、引き延ばす作業を繰り返して、空気の粒を含ませると白くなる。「太白飴」、「さらし飴」。「真田飴」という語は見つからないが、真田紐のような形状をいうか。「たすき飴」も長く引き延ばした飴ということだろう。
姉ちゃん坊ちゃん おちよちよろちよひ
(巻六-74)にも「子供衆の腹薬」が出ていた。
◆-◆
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