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第七巻 55
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ゆて小豆賣

かつけ養生ゆて
小豆でござい

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広告の絵文字「鶴 亀」。「千客萬来 ゆであづき ゆであずき」(辞書によると今は「あずき」、旧かなは「あづき」ですね。

かっけ脚気はビタミンB1欠乏症で、江戸時代には精白米を食べる上流階層から広まった。脚気による死亡者は昭和中頃まで毎年1~3万人規模で持続した。「脚気」は「結核」とならぶ二大国民病といわれた(ウィキペディア「日本の脚気史」)。
蕎麦、麦飯などや、しっかり副食物を食べることで防げるので、「ゆで小豆」にも意味があっただろう。

脚気と言えば、「熈代勝覧」の「江戸患い」を紹介しておく。

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