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第七巻 90
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びつこの玉賣
評判の玉や/\
陽炎や吹たる
玉の消てより
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『守貞漫稿』第五編生業下に「サボン玉売」は京阪で「ふき玉やサボン玉吹くは五色の玉が出る」といい、江戸では「玉ヤ/\/\」と言ったとある。江戸では単に「玉」と言ったらしい。
この散切り頭の小父さんはやはり「玉」と言っているようだ。右膝を痛めていて普通の肉体労働者になれず、子供相手のシャボン玉売となったのであろう。
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