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第七巻 91
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一人茶番の飴賣

見る人の腹で御茶をも
沸させん壱人
茶番の
飴賣の爺父

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今は「親父 おやじ」と書くのが普通だが、明治時代には泉鏡花などに「爺父」、「父爺」のいずれの例もある(ふりがな文庫参照)。

このおやじがつけているのは「目かつら」で、巻五-37「めかつら賣」があった。小田原提灯を下げているので、夜の道ばたである。箱に「一人茶番辻占」とあるから、飴に辻占が付いているのだろう。

「一人茶番」といえば、巻五- 03「一人角力」があった。

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