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第七巻 96

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ヘルスのハン賣

浅草區北清島町共栄堂より数十名の
売子一様の服装にて軍歌に偽したる
唱歌を奏しフリキ製の太鼓を叩き
唱ら売行さま珍ら敷又勇ましき
　　　　明治廿五年八月頃より出る
　　　　　　　わつかにして止む

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「唱ら」は脱字があるか、「唱乍ら　うたひながら」など。

旗に「薬用葡萄酒」、太鼓に「衛補滋養ヘルスパン」

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