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第八巻 16
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孫太郎虫賣
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アミメカゲロウ目ヘビトンボの幼虫。体長6センチ内外。黒焼きにし粉末にして子供の疳の虫の薬として用いられてきた。
「疳の虫」は乳幼児の夜泣き・癇癪・ひきつけなどを指し、その原因となる「虫」がいると考えられていた。まじない師によって「虫封じ」をしたり、孫太郎虫を漢方薬として呑ませたりした。
蝙蝠傘の厚ぼったい表現がうまい。
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