キアオジ
(黄アオジ yellow hammer)
この鳥の鳴き声にはフランクフルト郊外に来てすぐ気がついた。住宅街を歩いていてときどき「ビィーン」というカワラヒワの声がするから。慌てて双眼鏡で電線やTVアンテナなどを探ると、M字尾(尾の先端の中央がへっこんでいる)の小鳥が見つかる。だが、「キリコロコロ」などとは言わず、複雑なさえずりをやってよくわからないが、最後に「ビィーン」というのだ。
写真はゴルフ場そばのポプラで写したものだが、頬の模様でキアオジと決めた。「決めた」のは東京に帰ってきてのことで、これを写しているときには、対象をしっかり特定しないままに“例のカワラヒワだ”と考えて、むやみにシャッターを切っていた。そのうちの一枚です。
('05) 6月1日撮影 於ドイツ、フランクフルト郊外

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