ネズミ
(鼠)
中部ドイツの森は、背が高い樹林で林床がひらけていて圧迫感がない。ゆるやかな凹凸があるだけの歩きやすい道が続く。わたしはサンドイッチと水を入れたリュックを背負い、手にデジカメを持って歩いた。木が高いために鳥の歌声が良く聞こえるわりにはシャッターチャンスは少ない。
突然足元でガサッと音がした。わたしはそういうとき日本だと「トカゲか?」と思うことが多い。数m先きの細い倒木の隙間に走り込んだのが、ヒョイと顔をのぞかせた。「ネズミだ!」ということはすぐ分かったが、かれを逃がさずにシャッターを切るのが難しい。このときはわずかの間に3枚写している。かろうじてものになったのはこの1枚だけだが、1/15secで切れている。ブレはあるが手ブレ防止装置の効果はたいしたものだ。
このネズミの顔はせいぜい5百円硬貨の大きさだと思う。このネズミの種名など、調べていません。
('05) 6月1日撮影 於ドイツ、フランクフルト郊外

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