ナメクジ
(蛞蝓)
フランスには、アルプス山塊とピレネー山脈のほかに中央山地(Massif central)という高地がある。2000m程度の山が連なるが、大部分はなだらかな高原に牧場や森がひろがり、谷がほられている。ロワール川の源流地帯である。その中央山地の南東部には中世の雰囲気を残した有名な宗教都市リュプイがある。
この黒いナメクジは、リュプイの東部にひろがる高原の水場近くでみつけたもの。右は腕時計である(径3.8p)。下半身のたてジワが目立つ10pほどで、上半身の点々や角も雰囲気ある。触ると体を堅くして縮もうとする。その際指についたぬるぬるがなかなか取れなかった。日本で見慣れているのよりかなり大きく、真っ黒なのでギョッとする。同じ形で茶色のものもみかけた。ドイツでもこの黒いナメクジを見た。
('05) 5月16日撮影 於フランス、中央山地(Massif central)

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