冬に乾燥している関東地方では霜柱は珍しくない。今年はとくに寒いので、霜柱がよく発達している。庭の表面のごく薄い表土の下に3,4pの高さの氷柱ができて、表土を持ち上げる。その上を歩くと、写真のように壊れて、霜柱が見える。 地中の水分が上昇してきて、表面ちかくで氷結する。つぎつぎに下から水分の上昇が続くので、すでに氷結している部分が押し上げられて、柱状に発達する。日中はいくらか融け、夜になって再び氷柱の成長があるので、細かく見ると樹木の年輪のように横方向の構造が見られる。ノラ猫にやったアジの骨が写っているのはご愛敬です。 |