ジョウビタキの声も姿もだいぶ前から気づいていたが、写真に撮るのはなかなか難しい。電線に止まっていたり、TVアンテナの上であったりで、数mの近くで出会うチャンスはなかなかない。自然観察園の入口近くの桜の木の下を通りすぎたら、頭上から「カッ、カッ」とジョウビタキの声がした。見上げると、ほんの2,3mの上にいて生き生きと枝移りをしている。足下にいる人間には無関心のようだ。 デジカメを振り仰いで、すっかり落葉した桜の枝を透かして、ピントを合わせるのだが、それがなかなか難しい。コンパクト・デジカメのピントは機械まかせなので、とっさの場合、僥倖にたよるしかない。それでも、ジョウビタキはカラ類に比べれば動きが少なく写しやすい方だ。 もう少し体をひねった位置なら、「紋付き鳥」の異名の翼の白斑が写ったのだが。お腹だけで残念。でも、目が撮れているので、かろうじて写真になった。 |