太い桜の木のそばを通りすぎるとき、「ニイーー」という強い声が特別にしたので、ニイニイゼミが至近にいるな、と分かった。立ち止まって頭を廻して角度を変えると、ある特定の方向で頭がしびれるような強い「ニイーー」になる。実際には、その地点から2m弱の桜の表面に写真のニイニイゼミが居て鳴いていた。ちょうどわたしの耳の高さだったので、特別に強い鳴き声に聴こえたのだろう。保護色が優れていて、しばらくキョロキョロ探さないと見つけられなかった。薄暗かったせいもある(フラッシュ使用)。 本欄でハゴロモを2種続けたが、ニイニイゼミも同じくカメムシ目ヨコバイ亜目である。 |