「マユタテ」が「眉」なのか「繭」なのか見当がつかなかった。養蚕業で「繭立て」という熟語があったのかな、と漠然と想像していた。マユタテアカネという赤トンボは、じつは、ごくポピュラーな種類で、夏から秋にかけて身のまわりでいくらでも目にできることを知り、実物を見て「眉立て」であることを納得した。顔を正面から見ると、黒々と“ブタの鼻”のように目立つものがついているのである。 羽根が透明であること、腹が赤く胸は茶色であること、尾の先(付属器)がピンと上に反ること、この3つの特徴に加えて、“ブタの鼻”があるわけだ。(こちら)も参照してください。 |