これは夜行性(それが普通だが)の冬の蛾で、ポピュラーなチャバネフユエダシャクの♀である。白と黒のとてもはっきりした特徴があるので、迷うことはない。目にすればすぐ分かる。しかし、実はわたしはまだ♂はみていない。♂は夜の「冬の蛾探訪」をしないと出会うことはできないのである。 昼行性の冬蛾であるクロスジフユエダシャク♀を目にすることができて気分良く、浅間山(せんげんやま)南裾の道を、樹木を一本ずつ樹皮をみながら歩いていった。出口近いのこり数本のところでコナラの少し高い位置(2mほど)に、こいつがいた。1.5pほどもあるので、目をむければ見そこなうことはない。チャバネフユエダシャクの♀である。腹が凹んでいるのは、産卵後か。 |