キイロホソガガンボ (黄色細大蚊 :ハエ目ガガンボ科)

野川公園の奥の草むらでガガンボを写した。ごらんのように長い脚を全部写し込むのは、なかなか難しい。これは、胸の特徴的な模様も判然としていたので、他のサイトを参考にしながら「キイロホソガガンボ」ということにした。キリウジガガンボと並んで、ごくポピュラーなガガンボだということだ。
双翅目(ハエ目)ガガンボ科は、じつに双翅目で最大の科であって、全世界に約14000種を産する、という。「自然界におけるガガンボ科の現存量は膨大であり、鳥類、哺乳類、魚類をはじめとした脊椎動物、またクモ類、捕食性昆虫類にとっての重要な餌となる」(『日本動物大百科9 昆虫U』p110)。しかも、ガガンボ科以外に、ガガンボダマシ科、コシボソガガンボ科、ニセヒメガガンボ科という近縁ではないのに外見がよく似ているグループがあって、それらを一括して「ガガンボ類」と言うのだそうである。本格的な同定をしようとしたら、素人には手の出せない領域である。

('09) 5月27日撮影 於小金井市
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system