ルリチュウレンジ (ヤブカラシの花の瑠璃ちゅうれんじ :ハチ目ミフシハバチ科)

全身が黒っぽいメタリックな紺色で、1pほどのハチ(ミフシハバチ科)。ありふれた種でよく見かけるが、撮影してみると美しい。園芸家にはツツジ類の害虫として有名なのだそうだ。ツツジに産卵し、幼虫が葉を食害する。
害虫としてもっと有名なのがバラを食害する「チュウレンジバチ」で、母蜂がバラの柔らかい茎に卵を列をなして生み込む。孵えった幼虫が葉を食べるが、放っておくとたちまち丸坊主にされる。チュウレンジバチは腹が橙色。
“チュウレンジ”という不思議な語は、いろいろ調べたが、不明である。漢字では「鐫花娘子」と書くそうだが(根拠資料不明)、中国語のように見える。だがそれを中国式に発音しても“チュウレンジ”とは無関係のようだ。(なお、M氏はチュウレンジという語は“注連縄”を連想すると指摘してくれている。産卵・幼虫の食害などに関連して、注連縄に似たような形状があるか、など探索している。)

('09) 7月23日撮影 於府中市
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system