スズバチ (泥を採っている鈴蜂 :ハチ目ドロバチ科)

黒い体に黄色な帯がスッキリと見える美しい蜂。2pほど。暑い日差しのなか、コハンミョウを撮影しようと今は使われなくなったゲートボール場の草むらで、体勢を低くして地表を覗っていると、こいつが草の下に降りた。地面を掘りくぼめて、泥を採っているらしい。その作業に掛かりはじめると案外カメラで寄っていくことができる。それまでは、地表から数10pの高さを素速く飛翔して偵察していて、目で追うだけでやっとなのだ。
腹に太い黄帯ひとつ、細い腰のくびれの胸側に黄環、写真では不明だが、顔にも黄斑がある。硬い地面を掘って、唾液と混ぜた泥塊を曲げた口器で持ち上げているのが、写っている。なお、土鈴のような巣をつくるのでスズバチの名前がある。

('09)7月25日撮影 於小金井市
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