行者小屋に上る登山道が柳沢という沢筋を上がっていくところを、カメラ散歩した。普段はマクロ撮影などあまりしないというS氏も、わたしに付き合ってくださる。わたしはWB(ホワイトバランス)を絶えず調節して撮影することや、露出補正やISO感度など知ってはいても実際に使いこなしていない技術を、実地にS氏から学んだ。 沢筋の大岩伝いに、鋭い軌跡で飛ぶ大きめのチョウをみつけた。岩の表面に止まり、また、飛ぶ。何ショットか撮れて、初めて見るキベリタテハらしいとその場ですぐ分かった。図鑑でみて、憧れていた。沢から上がって登山道に戻ったら、後ろからS氏が「足元に来てるよ」と言ったので、あわてて、至近から写すことができた。暗い紫色はうまく出ていない。 |