キゴシハナアブ (黄腰花虻 :ハエ目ハナアブ科)

1pほどのハナアブだが、幸いにこの種はひと目見て判別がつく。大きめの複眼が濁ったような変わった色合いだからである。詳細に見れば、複眼に不思議な小斑点が分布していることが分かる。いったい、複眼のこの構造はどういう機能なのだろうか。胸背に3本縦線があるのも、いい目印になる。「黄腰」は小楯板と腹部上部が幅広く黄茶色になっていることを指したものだろう。
本種は9月末から10月上旬にとても増え、キク科の花に来ているのをよく見ることができた(写真の花はセンダングサの類)。♂は全体が赤っぽく、初めは別種かと思った(写真はこちら)。

('09) 10月4日撮影 於小金井市
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