背景はカントウタンポポであるから、この甲虫が相当小さいことがわかるだろう。5oほど。黒光りしていてとてもきれいなのだが、このような小甲虫はよく見かけるが種名の決め手がなくて敬遠していた。ところが、この場合触角がちょっと変わっていることに気づいた。はじめは小さいのが3節あってそのあと大きいノコギリ状となる。全部で9節ある(普通のハムシ類は11節)。ノミハムシ科という科名はピョンと跳んで逃げる習性から来ているのだが、太い後脚の一部が見えている。 そんなことから、こいつはルリマルノミハムシであることが判った。「瑠璃」というが実際には黒色かもしれないという。ルリ・マル+ノミハムシと覚えるのが正しい。 |