暗い茶色から黒色を基調とする色彩のなかに三角の白斑が目立つ。定規で引いたような直線が幾重にも複雑に交叉する。そういうなかなか凝ったデザインのナガカメムシ。10〜15mm。長い触角の先の方にも白い部分がある。小豆色の目も特徴的。「大・紋白・長亀虫」と理解すべき名前で、ずっと小さいモンシロナガカメムシという種もいる。 ネット情報では、地上をすばやく走り回っているのが普通としてあって、地面にいる写真が多い。雑草の上などに来ていることもあり、写真のオオモンシロナガカメムシは青づきはじめたイシミカワ(タデ科)の実にしがみついていた。 |