冬場の探虫の方法もいろいろあるだろうが、今年は“ケヤキの皮むき”をやってみている。ケヤキの樹皮がうろこ状にヒビが入り浮いているので軽くむくことが出来るが、その皮の下で越冬している小昆虫などがいる。それを撮影する。昆虫以外ではクモやヤスデなどもいるが、いずれも5mm以下と考えてよい。 野川近辺で“ケヤキの皮むき”をすると多いのが、写真のような小さなカメムシの集団である。4mm程度。皮むきをした直後はじっとして固まっているが、徐々に動きだし、分散していく。木や天候によるのだろうが、虫の表面に小さな水滴がびっしりと付いていることも多い。樹皮の下は適度に湿り気があり、暖かいのだろう。 |