この美しい甲虫は体長4mmほどのタマムシ科で、冬はケヤキの樹皮の下の常連である。ケヤキの若葉を食べ、葉に産卵し幼虫は葉の内部に潜って葉肉を食べる。その葉は早期落葉(7〜8月)を起こし、落葉の中で蛹となり羽化する。ケヤキの代表的害虫のひとつ。早期落葉を焼却するのが効果的な対策であるという。冬はケヤキの樹皮下にいるが、他の季節には緑の中でハムシなどとともに見かける。 このチビタマムシをきれいに写すのはなかなか難しい。体が丸いのでピントをどこに合わせるかにも苦心するが、フラッシュを使うと体表の細毛が光って肉眼で見た感じがうまく表されない。写真は太陽光を使っているが、直射光線が強すぎてもうまくいかない。 |