クチブトゾウムシの仲間 (口太象虫 :甲虫目ゾウムシ科)

ケヤキの皮の下にクチブトゾウムシの仲間がよく見つかる。普段この近辺で見馴れているのはカシワクチブトゾウムシだが、どうも少し背中の模様が違うようだと思っている。
驚いたことに、交尾の時みたいに重なったままでケヤキの皮の下で冬眠しているクチブトゾウムシがいた。この日に、武蔵野公園の中で数百m離れたところで2度見つけたので、偶然ではないと思う。
写真の場合は、ケヤキの樹の表面にできていた縦の割れ目にカサブタがかぶさっていて、その下にいた。2匹の大きさが明らかに異なり、下の方(左方、ケヤキの材に接している方)が断然大きいが、これが♀だろうか。上の方が脚を回してしっかりとしがみついている様子が、いじらしいような幸せなような、何かを感じさせる。

('11) 1月9日撮影 於小金井市
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