イカル (鵤 :スズメ目アトリ科)

落葉がたっぷり溜まっている明るい雑木林の奥に、「ピチ、ピチ、・・・・」というにぎやかな音が絶えずしてた。百羽ほどのイカルの群れだった。稀に人が近くを通るといっせいに飛び立ち周辺の木々に止まり、また、すぐ地上に下りてくる。それを繰りかえしていた。飛び立つ写真 2/22
今年は、シメよりもイカルの方が多いように感じる。小金井公園で1月ほど前にもっと大きい群れをみた。ここは小金井公園の南側数百mの浴恩館公園というところ。雑木林はとてもよいし、ツツジの時期は花見が楽しめる。
「浴恩館」という“臭い”名前は、ここにある木造平屋の建物が、昭和3年に京都で行われた昭和天皇の即位式のあと、そのとき使用された建物を移築したものであることによる命名。「青年団」の研修所としてつかわれた。その初代所長が下村湖人で、ここで、『次郎物語』を書いた。“青年団”も“次郎物語”もほとんど化石語になっているね。

('11) 2月21日撮影 於小金井市
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