クロホシカメムシ (黒星亀虫 :カメムシ目ホシカメムシ科)

小さな水流のそばにビニールを敷いて腰をおろし、水流の壁にいるミズギワカメムシの仲間を写していたら、枯れた雑草の間を活発に這っている大きめの虫がいた。背中の翅がすっきりと平らで、体長は1cmほど。翅の付け根ふきんに小さい黒斑が1対、胸背の前部には大きい黒い斑点が1対ある。クロホシカメムシだと思い込んでしまったのだが、酷似種にフタモンホシカメムシがある。側面からの写真が黒一色だったので、クロホシカメムシにしておく。
図鑑には、「地表性で植物の根ぎわや石の下で生活しているが、イネやダイズなどを吸収することもある」(『カメムシ図鑑1』)とある。いまごろ歩きまわるのだから、成虫で越冬しているのだろう。

('11) 2月25日撮影 於小金井市
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