アオバアリガタハネカクシと同じところで、真っ黒のハネカクシを写した。これもスルスルと細い草の茎を伝ってよく動くので、撮影は難しかった。アオバアリガタより小さめで、胸から前翅に広がる点刻が目立った。なによりも、出っぱった大きな眼が特徴である。 わたしはハネカクシ類についてなんの知識もなかったので、知り合いの“甲虫屋”さんにメールしてみて、驚いた。ハネカクシ類は膨大なグループで(日本列島での既知種が1730種以上と『日本動物大百科 昆虫3』)、既知種と同じぐらいの未記載種がいるだろう、というメールが返ってきた。 この写真はメダカハネカクシ類であることはたぶんまちがいないが、メダカハネカクシ類だけで400種以上はいると書いているサイトもある。しかし、水辺に多いというメダカハネカクシは、精悍な感じで魅力的だ。 |