やっと春めいた陽気を感じるようになったので、「子供のための水田」がある大沢緑地へ行ってみた。水田は水を切ってあって、白いタネツケバナが一面に咲いていた。少し水面の残っている地点へ行き、カマバエなど水辺の虫を見ていた。枯れた草の茎をつたって1cmたらずの細い虫がすばやく動いていた。これは毒虫として有名なアオバアリガタハネカクシでわたしは知っていたが、撮影したのは初めて。動きが速く止まらないので、静止した画像が撮れたのは幸運だった。 とてもよく似ている山地に多いエゾアリガタハネカクシとの区別は、胸(橙色のところ)と暗緑色の前翅(長方形のところ)の横幅を比較する。アオバは前翅の方が幅が広いが、エゾは前翅が幅狭いか同じぐらい。甲虫目ハネカクシ科。 なお、アオバアリガタハネカクシの毒はかなりのものなので用心した方がよい。とくに皮膚の弱い方は大変です。みみず腫れや水泡ができて痛く、治るのに早くて1週間ぐらいはかかる。体液を出しそれに毒があるので、触らないようにする。 |