キセルガイの殻はよく見るが、生きて這っているのをちゃんとみて写したのは今回が初めて。苔などのついている古い伐採木の上に何匹もいて、銀色の粘液の跡をつけながら這っていた。殻の長さは1.5cmほど。写真の種名はわからないが、たぶんナミギセル。なかなか典雅な印象を受けた。移動が少ないために地域による分化が進んでいるという。日本には200種ほどいるが、皆左巻きだそうだ。 キセルガイはキセルガイ科で陸生の貝。全世界に約1500種ほど知られていて、ユーラシアと南米大陸にはいるが、アフリカ大陸はごくまれ、北米とオーストラリア大陸にはいないのだそうだ。 |