ヒシカミキリ (菱髪切 :甲虫目カミキリムシ科)

体長4mmほどで、まったく小さい。アリと見紛う大きさであるが、長い立派な触角を持っている。細い枯れ枝の上を触角を振りながらびっくりするような速さで歩きまわる。後翅が退化し飛ぶことが出来ないのだそうだ。そのための筋肉が小さくなり、独特の肩のやせた形ができているという。
トゲヒゲトラカミキリと同じ枯れ枝の山でヒシカミキリが交尾しているのを見つけた。ヒシカミキリには独特のぶどう色の赤味があるが、この♂♀でだいぶ色合いに違いがあることが分かる。こういう小型カミキリの生態写真をとるのは難しいが、面白い。

('11) 6月3日撮影 於小金井市
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