アトジロサビカミキリ (後白錆髪切 :甲虫目カミキリムシ科)

枯れ枝に抱きつくようにし、さらに、立派な触角を体にっぴったりと沿わせて目立たないようにしている。暗い林の奥でのフラッシュ撮影なので不細工な写真になっているが、実際のアトジロサビカミキリは周囲の環境に溶け込んだ繊細な存在に化している。色だけでなくゴツゴツした質感も枯木の表皮に似ている。
体長は1cmほどで、それほど小さくはない。黒と茶の表面に大きめの白斑がついているのは鳥の糞を擬態したものだというが、もっともな説だと思う。クヌギやコナラの雑木林が主体のわたしのフィールドで、よく見かける普通種である。

('11) 6月3日撮影 於小金井市
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