枯枝のコブにまぎらわしいアトモンサビカミキリが交尾の姿勢で重なっていると、ますます見つけにくい。至近で目をこらしてもなかなかそこに虫がいることに気づかない。アトジロサビカミキリよりひとまわり小さく感じたが、個体差があってそれは区別に役立たないらしい。 アトモンでは胸背に白条が2本あることが有力な区別点になる。その白条が前翅につながって白い矢印のようになっている。前翅末の白斑部がアトジロでは白帯となってよく目立つが、アトモンでは白線による波形になっている。この2種は名前が似かよっているほど区別しにくいわけではない。 |