ブドウハマキチョッキリ (葡萄葉巻ちょっきり :甲虫目オトシブミ科)

ヤブカラシの葉に金属光沢のゴツゴツしたゾウムシの仲間がいた。写真はフラッシュのため金属光沢が強調されすぎている。約5mm。あとでブドウハマキチョッキリであることが分かったが、ヤブカラシはブドウ科。
チョッキリ類のドングリなどの実へ産卵するために穿孔するときには長い口吻が必要なのだが、ハマキチョッキリは葉を巻いてそこへ産卵するので長い口吻は必要ないだろう。それでも、ともかくその太めの口吻を使ってヤブカラシの表面を噛りとった跡がはっきり残っているので、面白いと思いこの写真を選んだ。
チョッキリの国という分かりやすい丁寧なサイトがあり、そこに「ハマキチョッキリ族」の説明がある。「雌雄の区別は容易で,オスには前胸下部に斜め前方に向かう鋭いとげ状の突起があり,・・・」としてある。この写真では見えないが、トゲがあったのでこの個体は♂である。

('11) 6月18日撮影 於小金井市
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