公園内の散歩道の脇に何ヵ所か枯れ枝が積んであるが、その一つにさしかかったとき、赤と空色の線が流れるような速い動きを感じた。わたしの動体視力の落ちた目ではそんなふうに感じられる。そいつはほとんど止まることはなく、枯れ枝から枯れ枝へフッと移動し、枝の上をすばやく探りながら歩き、また、フッと移動する。 腹に赤いところのあるセイボウであることはその場で分かったが、動きの止まった映像が撮れているかどうか、心配だった。1cm弱で、それほど小さいとは感じなかった。 チビドロバチやトックリバチの類に寄生するという。旧名ツマムラサキヨツバセイボウ。 |