ミズギワカメムシ (水際亀虫の一種 :カメムシ目ミズギワカメムシ科)

いつもの野川の遊水地(まず水は入らないので、遊水池とは書かないことにしている。お役所用語は「調節池」)の中に作ってある水田の所へ行ってみる。水田を囲むように流れている小さな流水の日があたっている側の泥面を細かく見ていく。小さなハエ類が多いが、黒く背中を光らせているミズギワカメムシがいた。珍しく、2匹いて向き合って距離を詰めようとしている。そのうちにほぼ鉛直の泥面で交尾を始めた。わたしが見続けている間、5分間ぐらいは少なくとも継続していた。
写真は、鉛直の泥面の上側から見下ろすようにして写している。それで、マウンティング・スタイルで交尾しているのが立ち上がっているみたいに写っている。こいつらはわずか4〜5mmの小ささで、あまり注目されないマイナーな昆虫である。昨年も2月に交尾を撮影している。成虫で越冬して天敵の少ない春早く繁殖行動に入るのだろう。

('12) 2月24日撮影 於小金井市
写真をクリックすると大きくなります
前へ 次へ HOMEへ
inserted by FC2 system