コンクリー製の背なしベンチが並んでいる雑木林の中の道を歩く。コナラなどの雑木にはまだ葉がないので雑木林の中はとても明るい。コハナバチのような黒いハチがどうもコンクリーをかじりに来ているみたいで、それを写していたら、なんとアリほどのカミキリムシが同じベンチの端でジッとしているのに気づいた。これは昨年すでに写しているヨツボシチビヒラタカミキリである(ここ)。 6oほどなのだが、1年ぶりに見ると、“きみは、ほんとにこんなに小さかったんだ”と声をかけたくなる。正直なところ名前はすっかり忘れていました。近頃は、新しい名詞を覚えることができなくても、慌てないことにした。個々の固有の特徴はリアルに記憶しているのだが、そいつらのひとつひとつの名前は、覚えていればラッキー!、忘れていればメモを見ればいいという態度です。 |