ベニカナメモチ(おそらく)の花が終わりかけていて、アシナガコガネが沢山集まっていた。その間に1cm余ほどの白黒模様のトラカミキリが割り込んで、せわしなく動きながら花粉を食べていた。トラカミキリの仲間であるが、シラケトラカミキリより大きめで模様が違っている。それに模様の色がシラケトラのように純白でなく、青みがかった灰色である。 エグリトラであることはすぐ分かった。エグリは外国人名だろうと思っていたがそうではなく“抉り、剔り”であるらしい。前翅の末端がえぐれている、という説明がネット上にある。抉れていてその最外部が針のように尖っているのがクロトラカミキリとの区別点になるという。針状の突起が見える別角度からの映像を拡大画像に貼りつけておいた。 本種はもっともポピュラーなトラカミキリであると書いているサイトが多くあるが、残念ながらわたしのフィールドでは稀である。 |