アオマダラタマムシ (青斑玉虫 ;甲虫目タマムシ科)

オオセイボウをねらって多磨霊園のなかのオミナエシの花のところへ数日通った。セイボウを待っているとカイヅカイブキ(?)の低い株にキラキラ光る甲虫がやってきてぶつかるように止まった。ちょうどクモの巣があるところだった。その甲虫の美しさたるや息を呑むもので、わたしは“ウバタマムシのポップな奴”と思った。体長は2cm余。
深い緑色がとても美しいが、大きな黄色の4つ星も目についた。腹部の金粉を撒いたような軽い黄色もすばらしかったので、拡大映像の2枚目にそれを掲げた。アオマダラタマムシは関東以西で見られる本邦特産種だそうである。
図鑑(北隆館新訂版)では本州の分布は「南東北地方以西」と訂正されており、分布域を広げている種のひとつのようである。

('12) 8月9日撮影 於府中市
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