ムネアカアリバチ (胸赤蟻蜂 ♀ ;ハチ目アリバチ科)

多磨霊園の中の土の通路は人気も少なく、地表の虫たちを探すのになかなかよい。これからは落葉が溜まるのでそれを掻き分けてみると面白い。赤くて大きめのアリのようなのが活発に歩きわっていた。前にトゲムネアリバチを写したことがあるのですぐアリバチであることに気づいた。
トゲムネアリバチとムネアカアリバチの区別が難しいのだが、腹部の白帯は1重で途切れない(ミカドは2重、セヅノは途切れる)。脚と触角根元(第1,2節)が赤っぽいのがトゲムネ、黒っぽいのがムネアカ。
今回の写真は曇天だが開けた場所で(フラッシュ使用)、かなり細部まで撮れているので、上のトゲムネとは異なる特徴があることはまちがいないと思う。(なお、アリバチの♂は有翅でめったに見られないそうなので、写真が♀であることは言うまでもない)

('12) 9月29日撮影 於府中市
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